ロケット甲子園

日本の中高生にも米国の学生と同じ体験をしてほしいとの思いから、2009年に日本モデルロケット協会主催でTARC in Japanとして秋田県能代市で第1回大会を開催しました。ただしTARC in Japanでは分かりづらいので「ロケット甲子園」という呼び名をつけました。

TARC(Team America Rocketry Challenge)は、2002年から始まった全米最大の中高生を対象としたモデルロケット競技会で、毎年750チーム、7,000人以上の学生が参加しています。米国ロケット協会(NAR)、米国航空宇宙工業会(AIA)と調整の結果、ロケット甲子園の優勝者は米国ワシントンDC近郊で開催されるTARC決勝大会に2011年からゲスト出場できるようになりました(現在はAmerican Rocketry Challenge:ARCと名称)。

また、英仏国内でもTARCと同じ競技会が開催されており、各国の優勝チームによるモデルロケット国際大会(International Rocketry Challenge: IRC)が2010年から英国と仏国で毎年交互に開催されるようになり、日本チームも正式にIRCに出場するべきであるとの米国ロケット協会(NAR)やAIAからの呼びかけがあり、経済産業省、日本航空宇宙工業会(SJAC)と協議した結果、2016年からSJACの支援を受け、正式にIRCに出場できることになりました。